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短歌工房
秋空なれば

眠れない夜のためにはミステリーよりもよく効く星座の話
大丈夫大丈夫なんて言われたくないだろうけど大丈夫(ダトオモイマスヨ)
大切なものは平衡感覚と希臘の酒盃や李朝の壷が
「通常の波形と異なる地震波」の第2回目を感知したという
時空間移動するだけ 死んだってつまらないから生きていましょう

秋の日の薄桃色の雲見えて夕暮れは来る雪の山頂
北朝鮮の核実験が実施され この秋の日の青空の下
ロシアでは記者が殺され日本でもいつしか消えているものがある
秋晴れとはこのようなものなのか 風はさやかに赤とんぼ来よ
真っ青な雲一つない空でありただそれだけの晴天である

社会的適応をして私は大事なものを棄てて来ました
中天に十五夜の月かがやいて 喪の日からはや一年が過ぎ
雨上がりの川を小白鷺が歩いている いつのまにかそんな季節に
重力の違いであったという説明 その大きさが決めた運命と
なんとなく命からがら生きているような昨今 雨は激しく 

アメリカの轡しっかり嵌まっている <言わない>総理はとてもおとなしい
水面には波紋広がる 水馬、蜻蛉、蛙、井守よぎった
私はどう生に関わり私の生はどう私に刻印されているか 書くことはそれを知ること
フロンティアだったメイフラワー号だった水平線にマストが見えた
屈託がないと言っているSさんやFさんの方がずっと屈託がない

そのように離れる思いだけがあって雲は流れる光り播きながら
突然に絶望的になることがあります歌から離れます
「駄目教師はやめていただく」(まず最初に愛国心の無い教師から)
IDは不在、でもそこにいた人の言葉を信じています
抵抗の手段としては弱すぎる もちろんそういうことはあります

秋の日の玉蜀黍畑の黄金の風 鳴沢村字ジラゴンノの風
さて今日は九月最後の土曜日です 「罪と罰」など観ているのです
平凡にただ悲しげに今日の空 秋空なれば翳りやすき陽
秋色の紫陽花があり夕暮れの川のほとりに白い彼岸花咲く
現実を突き抜けなければ現実は見えないというパラドックスが

無重力空間までのあと一歩 強引に今、風を切る音
「美しい星」や「音楽」書いた人、三島由紀夫の憂国の季節
<綺麗は汚い、汚いは綺麗>お芝居の中だけの台詞と思った
殺人の時効制度に意味はなく廃止にするのが妥当と思われ
警察の無能のせいで結果的に時効になった時効など無効
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2006/09/29(金) 18:26:34| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
酔芙蓉
内耳にも聴こえる言葉あるならば イガにまだ包まれて栗
一切を遮断するのも方法の一つであって秋は来にけり
あの頃はよかったなんて言いたくはないがあの頃はよかった なんてさ
半分まだふらついている白狐 野分吹くころ左近の狐
大昔、星が生まれたその星が巻貝になり私になった

吾も亦紅く咲く花、吾亦紅 その色あかと呼ぶには暗く
「日の丸を掲げて斉唱え君が代を」 知らぬことよと咲く吾亦紅
物足りないくらいでちょうどいいのです そうです風が吹き荒れました
三ヶ月経ったんですね蔵本さん 何も変われずにいる私です
何にしろ強制するのは自然には誰にも尊敬されない場合に限られ

観音寺、豊浜、箕浦、伊予三島 夕日に染まる金色の海
観音寺16時07分発、松山行き 海に沈んでゆく夕日あり
私の拒否反応の半分は 死んでしまった誰かのものかも
焼け出され、引き揚げて来た知人、親類も二年近くを暮らしたという
あの街を焼いた炎の中にいた 当時の人も大方は死んだ

「美しい国」を語っている人に戦争も多分美しいのだろう
お隣と家を残して焼け野が原 母が語った記憶とともに
真実の一つも私は知らないが脳遺伝子に記憶している
消え去った幻だろう その校舎講堂に置かれた死体
小学校校舎に残る黒い跡 『火垂るの墓』の頃の名残りと

ひったりとゆたかに充ちていたるゆえ その蝦蟇、痩せ蛙となる
その頃の芦屋、神戸の悲惨など知らざりしかな 彼の郷の人
酒樽が醸造用の酒樽が防火用水桶になった時代と
頂いた大きな大きな酒樽でわが家は燃えることをまぬがれ
お隣の山邑さんやわが家にもその日、落ちたという焼夷弾

戦前に住んでいた家の家具調度、ロシアの人が残したものと
皇帝の別荘のある村映る 19世紀ロシアの話
私も宣戦布告したらしい宣戦布告したくなる日の今日に
この人は誰なんだろう解らないまま日々読むブログ
こんなことばかりしている場合ではないのだがこんなことばかりで終わる一生 多分

平然とナショナリストを自認する人を選べば陥る地獄
言葉などもう持つことを諦める カケスにはあれカケスの言葉
秋の風吹いてくる日の裏通り 一心不乱に咲く酔芙蓉
安倍さんが新総裁に就任する 暗い時代の秋の日に入る
2006/09/25(月) 08:02:28| 短歌 | トラックバック(-) コメント(-)
伽羅の木
その亀の齢(よわい)は250歳 死亡調書は老衰とあれ
日常の中に張られた死の鎖 死の連環を閉じるその時
一頭の蝶と数えてみるときに白粉花の花にまぎれる
一匹の黄色い蝶が迷いこむ 棕櫚の葉陰の野火止の道
とぐろ巻くものはともかくとりあえず作るというから美しい国

辺見庸、小熊英二、高橋哲哉の真横には 平積みされて上坂冬子!
トワイライトエキスプレスと名付けられ夕日の国を駆けぬけてゆく
鉄塔で首を傾げている烏 嘴太烏の羽濡らす雨
一対一、空間未満のつまりはもう窒息しそうな関係がある
親殺し、子殺し、夫、妻殺し 煮詰まってゆくカプセル家族

転がってゆくとき石は重くなり生木も土も巻きこんでゆく
などと言っても大勢は「九条廃棄」、「憲法全面改正」へ
九条を世界の憲法にすれば・・・そのために努力する国でありたい
ファシズム、新興宗教、社会主義、 集団主義はみな同じ顔
映像のムラヴィンスキーの指先が心臓外科医のように触るよ

イスラムの教義は邪悪とベネディクト16世は言い?波紋広がる
夏中をがんばってきた臓器たち冷房病という説もある
伽羅の木の枝一本と残されたロシアの画家が描いた海の絵
水色の尾を持つ鳥が羽ばたいてジャスミンの木に別れを告げる
夏越えてもうおやすみと言っている霧か靄かが湧いてきている

夏中をがんばってきた臓器たち冷房病という説もある
そうやっていつも出鱈目書いていていつかあなたには罰があたります
などと続ければ、それだけが本当のような嘘の領分
なんてTVを見ましたが地上に月も描かれていて
嘴の長いハチドリ描かれてナスカ地上絵コンドルも飛ぶ

折鶴蘭、風船蔓、鳳仙花 霧雨降れば霧雨の中
その当時、言葉のアヤと言ったのは言葉のアヤであったのでしょうか
鬱陶しい日本になってゆくような ただ一本の道の行く先
ボランティア義務の位置づけ兵役の義務へといつか移行してゆく怖れ
液晶の画面の青の涼しさの 後輪が轢く露草の青

歌を書く賽の河原に石を積む 今日も夕日の射す瀬戸の島
「局地的豪雨」のあとに雨上がる 9.11、から5年目という
悲しみの連続として生があり 部分月蝕にも似て欠けて
橡の実は栗に似ていてしっとりと光沢帯びて九月の朝
栗の木に栗の花咲き橡の木に橡の実が生るキウイにも似た
2006/09/25(月) 08:01:48| 短歌 | トラックバック(-) コメント(-)
蒔絵
このままでお終いにする方法考えている橡の実に雨
長い長い長いへびです六メートル 羊をのんで羊のかたち
星の王子さまの象をのみこんだ帽子の形の絵のような羊をのんだニシキヘビがいて
湯を抱くと書いて湯抱温泉と呼ぶ温泉のレポートを視る
安倍さんの時代が来ると人のいふ おそろしい時代が始まっている

いつ雨が降ったのだろう水たまり一つ残って映る秋空
「どす黒いまでに孤独」と麻生氏の修辞なかなか秀逸と思う
ゆっくりと頂上めざす甲虫 光は木々の頂上にある
雨、雨、雨、森に大地に木の枝に、天道虫ののぼる葉末に
この夏が終わる椿も沙羅も枯れ 水の無い木は枯れよと照る日

ペンギンはペンギン同士固まってブリザードから身をよけてきた
本日の〈虚構新聞〉によれば太平の世の一日である
大仰な言葉が溢れ氾濫し 火事の夢から目覚めた朝
夏草に倒れ伏したり、川底に沈んでいたり。放置自転車
精密な線で描かれる蒔絵には 「琵琶湖の芦辺のクマネズミの毛」

のであればと人工の毛も試みられ 未だことごとく成功しない
代替は不可能にして輪島塗蒔絵の承継危ういという
擦れこすれ摩滅している大都市の鼠の毛では描けないという
水毛という一際細い毛がないと漆の流れは調節できないという
蒔絵筆師、村田九郎兵衛氏の語る 琵琶湖の芦辺のクマネズミの毛

鼠の毛で作った黒毛で書く蒔絵 琵琶湖の芦辺の鼠の毛がよいという
皇統の男子出生喜んで「慶び溢る大八洲」とは勝谷誠彦氏
論争に参加したくはないけれどその論点に意義の数々
鳥たちのアウシュヴィッツのその後に人間たちのアウシュヴィッツが
人を殺すほどに傷んでいたことを 窓をつたった雨の雫を

暗闇が夜明けを連れてくるような ゆきどまりには海あるような
あの頃は自由であったと今思う 真っ先に脱け出す自由
この世という遠いところに生まれ逢いやがて離れゆく二つの影か
秋刀魚焼く煙も見えず秋はきて失意のままに逝く秋も来て
鈍色の光りを放つ中世の絵巻の中の鈴虫と月

金銀を螺鈿を漆、朱の塗りを 風の館の鎮まる櫃に
月光を宿した真珠、瑠璃、珊瑚 小函の中に納った秘密
mixiという場について規定するコメントがあり?と思う
こうあらねばなどという場は特になく と思うのは未成熟ゆえ?
火炙りの刑にあってる そののちの罪と罰とを問うな夢人
2006/09/25(月) 08:01:02| 短歌 | トラックバック(-) コメント(-)
ぼろぼろの駝鳥
このように螢のように明滅し 宙の故郷へ帰る私たち
そしてまた神の劫火に灼かれたり 戦場に 否 人を焼く炉に
一瞬に あるいはゆっくり順番に ただそれだけの違いとも言える
鶏にとっても受難の年だった 人間たちが襲って来た年
安倍さんの理想の国を思ったら暗澹とする『火垂るの墓』思う

水母浮き安倍さんがいて日本は再び歩む皇国化の道
イツダッテミンナガソレヲノゾンデル ソウイウワケデウマレタ水母
分身の術を使えば倍々の相乗効果、繁殖の秘密
水母の子、零点3mm手と口を一杯使って大きくもなる
透明に浮いて沈んで浮遊して六億年を生きた水母だ

千本の触手を持てば毒針の効果も千倍、千の餌食を
ぼろぼろの駝鳥を今日の自画像と 冬の渚の白い流木
千年の夢を夢見るぼろぼろの駝鳥が立った砂丘のオブジェ
太陽が海を離れた 金色の海に浮かんだ帆影、舟影
金色の海の向こうにお日さまが昇るよ 夢はどこにでもある

意味もなく不安を抱いて眠れない 泡立つように咲く百日紅
光り射す直下に向かい地震あり雲の隙間を洩れ来る光り
向日葵の最後の夏を見届けて いまゆっくりと地震波襲う
宿題を残したままの八月が終わって五輪候補地も決まる
自傷する形で愛を告げている求めていると解説の人

何者か歩き出すとき死は兆し 研究室の森閑と夏
ロマノフ朝最後の皇帝二コライの夏の離宮の夕暮れの鳩
1907年製の湯沸しのニコライ帝の治世の刻印
モスクワが全市が焼けているという ナターシャが見た炎えるモスクワ
切っ先となって尖端、痛かろう 冥王星の彼方まで行け

何だって一人で生きてゆけないか 多分、類人猿としての習性
和邇族の裔たる人の瀟洒な墓 簡素、清明、古拙な字体
草の葉のしっかり巻いて巣を作る 鬱蒼とした森で名も知れぬ虫
岩山にも僅かに水分あるらしく蘇鉄が茂る森もあるという
歌を書くことも暴力、どこまでも暴\\力なんぞ美しからぬ

間引かれているかもしれない私たち 遺棄、ネグレクト、燦と照る月
耐性菌少なくなって死んでゆく漂う卵、水槽の澱
飢えたことがないので飢えた時きっと真っ先に死ぬのであろう
インドでは死体流れて悠久の大河流れてガンジスの夕べ
ひたすらに退屈である退屈を紛らわせること優先課題
2006/09/25(月) 07:58:38| 短歌 | トラックバック(-) コメント(-)
光りは木々の
ミンミンがツクツクボウシが鳴き交わす 魂を病む一夏がある
精神の不安思えばある意味では(肉体の)病気は健全なのかもしれない
生きている悲しみもあれ 白球の行方の空の虹消えた空の
静かなる黎明として見しものを薄暮の空と知る人も出で
ジャコメッティ眠る小さな白い墓地 「あともう少し」と語った人の

彫像は光りに透けてやがてその光りに吸収されてゆく線
最後は死 ゆえにひとえに唯今に 瑠璃色の蝶めざめる朝
『まほろ駅前多田便利軒』駄目なら駄目で駄目なまんまで
逃げろという『若者殺し』の著者がいう殺されぬため引き籠るのか 
何かしら不貞腐れている魂が私の中にあって満月

破損した羽根数枚に罅があり原発はなお稼動するという
水蛸が卵を守る 岩の間に卵を抱いて仮眠している
もぎ取って来たのは鬼の片腕に似ているようでもある現実
銀の鈴鳴らして来ればしゃんしゃんと子馬、親馬、祭りの神馬
夢に来た子がブランコを漕ぐという月光公園、風のブランコ

炎(ひ)のように水が奔って野を分けて 千年昏く沈む大河か
ひとかけらの希望すらないこののちの真っ暗闇と知って点る炎
想像力には意味がなく言葉にも意味はなく 空っぽらしく
それに語り継ぐ何ものも持っていない 何も無い世代だったし
経験しなければ解らないのならそうすればいい語っても無駄なら

この国の誰かに絶望するのではなく『神々の微笑』に書かれた日本の泥土
適切に判断しますという人の脳葉に棲む薄羽蜻蛉
絶望は小泉さんのその後に安倍さんが来る繰り返されるだろう愚かしさ
一台の柩のような車が来て 一人の男現れて去る
超A級戦犯もいたはずなのに 氷雨降る雨、黙する森よ

そしてまた全ては過去へ流れゆき南の空に十字星光る
誰もいない何にもない辿り着くその空間を死と呼んでみる
ひとかけらの希望すらないこののちの真っ暗闇と知って点る炎
和邇族の裔たる人の瀟洒な墓 簡素、清明、古拙な字体
眠れますように 眠れるといいね 満月が浮かぶこの夜

意味もなく不安を抱いて眠れない 泡立つように咲く百日紅
静かなる黎明として見しものを薄暮の空と知る人も出で
生きている悲しみもあれ 白球の行方の空の虹消えた空の
逃げろと言う『若者殺し』の著者が言う 殺されず殺さぬために引き籠るのか
産卵を終わったモリアオガエルらしい紫陽花の根方の池で一休み
2006/09/25(月) 07:51:30| 短歌 | トラックバック(-) コメント(-)