FC2ブログ
短歌工房
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
3. アズマギク=別れだなんてさびしいですね 
いつか風、いつか暗闇吹く風に告げてください待っていますと
いつか見た風景の唐突さ変わっていないね 鎌鼬かな?
いつか観た映画、ミクロの決死圏 臓腑に咲いた華麗なる薔薇
いつか逢う双子の弟 双子星 双子座生まれのあの人のため
いつからか抜きつ抜かれつルーカスの遠い海辺のシーサイドゲーム
いつからか泥濘は消え瑠離色の鳥の飛翔を死が待っている
いつからか既にオールド・ゼネレーション ミック・ジャガーの皺深き顔
いつからかあなたのことを思っていた 手紙のような歌書いていた
いつかまた信じられると思う刻 曠野に咲くという青い薔薇
いつかまた 一年後の約束のあなたがいないこの夏の駅
いつかは そういつかは そう信じて生きてきた いつかは・・・
いつかね いつかきっとね 捧げます 野獣になった王子のために
いつかこの風になる日のそのための青夕焼けの満ちる空洞
いつかきっと宇宙の果ても見えるだろうどこまでも透明に晴れた空間
いずれ死屍累々の私だ 廃墟のような胸の洞だ
いずれわれら婆裟羅の裔の萩、桔梗 吹く風に萎え降る雨に散れ
いずこにも行けぬ心の吹き溜まり廊下の隅に乾く酸漿
いずこにもいずこの空の真下にも悲惨があること白磁は茲に 
いずこにか鋸菊が育つからもう枯れ始めているベンジャミン
いずかたへゆくとも知らぬ旅なれど<同行二人>と手を引く聖 
いじめとか意地悪だとか意見とか意味と遺恨と今時の意趣
イクパスイ彫刻された木の意匠 道南十二の館の出土品 
いきなりの自己主張とも見えてきてなぜこんなにも血を見る世界
イキテユクコトハトッテモムヅカシイ 鳩も烏も生息すれど
いうなれば二重の条件つきの生 台風の目の中の日本
いいえ虫さん虫さんを虫けらなんて言うヒトの傲慢
いいえまだ人生のプリズムのその一面しか知らなかったの
あんな死が僕の死なんて思うなよ 悪戯好きの天使のドジさ
アンダルシアにひまわり咲けばロシアにもひまわりがさくデ・シーカのそら
アワモリソウ=恋の訪れなどと言っても風邪の熱にもかなわない恋の熱
アレルギー物質一杯溜め込んで痒いのだろう漆、櫨の木
あれから何年経ったのだあれから何年行方不明 迷子になった私の心 
ある日ふと空は裂けても虹もない明日を胡桃のように信じて
ある人は父をある人は母を亡くして母の日の雨
ある時は死にかけていた琉金も春を迎えた奇跡のようだ
ある時は浦島太郎ある時は花咲か爺さん夢の種蒔き
ある時はただそれだけであることが虚しく思えた日もあったのに
ある夏のかき氷こそ命にて他には何も食べられなかった
ある意味で疎まれているあの人たち私はあの人たちが好きです
アルヤバン日本も次に標的にしているというニュースの一文
あるものは今宵離れゆく大空を火の粉が舞う火の鳥だろう
あるものは空に昇ってあるものは海に潜った 僕たち、鯨
アルビレオ、デネブ、銀河を飛ぶ鳥が白鳥であるこの世の優雅
アリのんでいるパンをすずめがひょいと食べてしまった
アリさんも歌ってみればよかったのにキリギリスよりアリへの手紙
アリゲーターブルーアリゲーター深夜に奔る風を見つけた
ありがちな脚本だけど伝説の曲が流れて涼しいラスト
アラベスク回教寺院のタペストリー 坂道からは海がモスクが
アヤメ咲く危め殺めと変換す 薄紫に野原を染める
アメリカは雲一つなく晴れていて世界は霙、霙降る秋
アメリカの猟奇映画のような事件 その足元を濡らす滴り
アメリカの星条旗には★★★ まだうら若い仔羊のソテー
アメフラシ、雨を降らせて下さいな 答えがどこにも見つからないよ
あまりにも変な時には言えないよ 少しだったら言えたかもしれない
アマデウス、蝋燭の火が消えるから早く書いてよそのレクイエム
アポロンの双子の姉よディアナよ 私を鹿に変えないでくれ ……アクタシィオン
アポロンが追いかける時ダフネーの指が木の葉に変わるその時
アボカドもキゥイも伸びて七月の朝は紫紺の花も開いて
アフロディーテ 大洋の泡から生まれ大いなる帆立貝背に描かれる倣い
アフリカは乾いた大地 牛連れて少年帰る真白き砂漠
あの路地もあの看板も煎餅を焼くあの人も消える とある日
あの日確かにあなたたちがいてあの日確かに私がいた 水色の世界
あの日はもう帰らない♪ いつだって終ることない旅の途中さ
あの日から何年みんな大人になりサラリーマンやOLになり
あの長い葦簾の陰に眠ってる朽木色した揺り椅子にいる
あの朝も竜胆咲いて蛾のような蜻蛉のような羽化始まって  
あの窓の一つの窓に住んでいる 歩道橋を斜めに歩く
あの声で遠い昔も啼いていた 夜明けの空に弧を描くカラス
あの星は宙の海図の指し示す天上の芯凍らせている
あの世から今日も降る雪・降るみぞれ この世からも書くあなたへの手紙 
あの人を嫌いにならないでおこう雨の日はラフマニノフを聴きながら
あの人も私も歳をとったのだ 育った街も海も変って
あの人は待っていました郊外の小さな駅に車をとめて
あの人はどうしているかと訊かれても訊かれなくても寂しい明日
あの人はいつも悲しい眼をしている 夢で時々会うあの人は
あの人の心がどこかへ行った日の 遠い火の色の曼殊沙華
あの人の歌が切り刻まれている切り刻まれるあの人の歌
あの時代、のすたるじっくなあの時代 ハカナイユメのような時代だ 
あの時もあの日も頼りない風がマルメロの葉をそよがせていた
あの時は逃げられなかった今ならば逃げられるかしら列を乱して
あの時の風が連れて来た雉の子が虹の子どもであったことから
あの頃の夢がどこかへ消えたと言うどんな現実に捩じ伏せられて
あの頃の私は「現実」にまだ平手打ちされたくらいの若さ
あの古い家族写真のあの人の思い出したわ旧姓醍醐
あの空が黄色くなって夕立が斜めに町を通り過ぎるよ
あの街で人が死んだりしたことも語られながら忘れられながら
あの貨車は今どのあたり過ぎている遠い銀河をゆく夏燕
あの夏の日離れ離れになったけれど君はオフィーリアに逢えるのか
あの夏の焦熱地獄一本の硝子の壜に立つきのこ雲
あの夏のあなたが元気だった日の夏の訪問 百合を見ていた 
あの夏になくした瑠璃の硝子球 捜しているのね夜明けの鴉
あのひとに届けたい明日・チョコレート 春の雪降る聖バレンタイン
アナトール・サルバトーレの弦の音聴きつつ震えている夏の翅
あなた様のF・ショパンをお借りしてもいいですか構いませんか
あと数日で立秋という短い夏にまだ蝉の声が聴こえない
あと少しあともう少し生きていたら 今さらのこと 桜を見れば 
アドレスは確かでしょうかキカイにも難なく文字は読めるでしょうか
あてもなく無益に時を徒に玻璃、瑠璃、硝子 九月の驟雨
アダージョが流れる海辺 廃船と水平線に溶ける太陽
アズマギク=別れだなんてさびしいですね またお会いしに来ていいですか
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。