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短歌工房
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別の名は沙羅
怒りって多くの場合どこに向けていいかわからない怒り
ガリレオが?織田信長が何ですと? 耳が遠くて聴こえませんが
ほんとうはいったい何がしたかった 南瓜くりぬきロウソク燈す
理不尽と何かを思う理不尽の震源地にして流刑地の杉
月光の川を流れて笹舟のきららきらきら光りを弾く 

人さまの言葉を借りて書く日記 天気予報では今日は大雨 
借り物の言葉でお茶を濁したりお茶を濁すとは何かと問うたり
隻眼の猫の名前は六郎太 黒猫、黒田六郎太と聞く
春の夜の夢はまぼろし隻眼の豹のまなざし遥か遥かの
このままで死んでしまえはむなしいねカランコロンと夏の坂道

1516年レオナルド・ダヴィンチが来るフランソワの部屋
エアコンの効いた涼しい部屋で思う想像だけのヒロシマの夏
などと書いている私がいるのは2005年夏の東京
去ってゆく投下飛行機 その下に焼け爛れ燃え尽くす市街地
エノラゲイ空に現れ一瞬ののちの広島 焼きついた影

日常はそんなときにも日常であったであろう投下直前
燕来て燕去る夏 原爆が投下された日の広島の空
船に影、白壁に影、道に影 杉玉吊るす酒造家の軒
豊漁のニュース漁協の建物に夕日さす頃夕日の入り江
家良漁港 海を見るとき海に虹 背黒鰯の跳ねる突堤

局地的豪雨が降ると言っている炎暑さなかの日本列島
耳下腺がまた腫れている 夏空の下に蝉の死屍累々
その前に日本人は。。世界の人に先だって忘れるヒロシマ
まだ生きていますけれども生きてないそんな気がするかなかなが啼く
時に霧、時に野分の立つところ東京の果て日の入るところ

暗い暗い暗い私がここにいて 午前零時の川が流れて
ここにだけまだ少しだけ夏椿 別の名を沙羅 沙羅の片枝
お終いになるかもしれないもうここで絶滅危惧種絶滅に至り
鯨骨の穴を棲家とする老婆 指なき海の神よセドナよ
惑星の名前はセドナ 極寒の凍れる星の海の女王

憂鬱は深くしずかに潜行し木に咲く花のように身を裂く
雷は時速40キロで移動する 浮き輪が浮かんでいる夏の海
人体を伝って落ちて張り裂けて右から左へ抜けた魂
エリートは弱いものだと言われている 一日にして終わる一生
遠く聞く 夏の祭りの笛太鼓  子ども神輿も笹括り付け
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