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短歌工房
叛乱の系譜
幽閉の青山半蔵にも似たり 乗馬しているシシィにも似て
一度目は悲劇、二度目は喜劇だと言いますけれど 乖離する病い
春の日は黄の菜の花や紫の花だいこんを用意している
大抵は僅かな段差に躓いて転んだりする それがきっかけ
身動きもならないようになるのです ほんの少しの油断のために

過去、伝説の二千六百数十年 百二十\\数代を継ぐ身となれば
象徴という抽象であり具体 生身の人間でもある不思議さに
如何ともなしがたきかな血をもってつなぎゆくこと 千年の闇
天皇が男系であれ女系であれ存続のこと危うからずや
木に花が咲くとき遠い空の下 蜃気楼見る氷見の海岸

その寺も港も町も寂れては 今は昔の物語となむ
萬屋の嘉衛門さんが造ったといわれる港の寺の猫塚
萬屋の船でも猫を飼っていた ロシアをおろしゃと言っていた頃
昔はね船には猫を飼っていた 北前船の時代日本でも
有名なワインを守る猫の話 酒造会社の正社員猫

その毛並 というよりは粗々と反り返る素材それが可愛く
ピーターとジェニーの旅が始まって 白猫ピーターと虎猫ジェニー
グラスゴー行きの船から見えるのは空に瞬く北斗七星
人間の船に乗ったら仕事をする 猫の仕事は鼠を捕ること
船倉にもぐり込んだよ猫たちは グラスゴーへ行く船に飛び乗り

これはねぇポール・ギャリコの原作でただ今お気に入りの人形劇
貧しくても気楽に気まま暮らそうよって誘われる 貧しいおじいさんは良い人?
ピーターは教えられている「ミルクは舌を使って飲むのよ」
ほんとうは人間だっていう猫が一人前の猫になるよと
銭湯のタイルに描かれた絵のような富士など見えて西方の空

雪煙上げる富士山その映像、公魚釣りも解禁という
富士を見る南斜面に桃、杏、ブルーベリーの花く畑
だんだんと溶けてゆくのがたまきわるいのちあるいは雪の運命
ここに来て保守本流の揺り戻し 女系天皇論も揺り戻し
改革の最後は何気なく天皇制解体だったらある意味凄い

屋台曳き歩くおばあさんの映像が一月最後の日曜日の映像
筑紫の君「磐井」の墓があるという 密やかにして叛乱の系譜
「八女」という地名は松本清張の『砂の器』でいうなら「亀嵩」
簡単に自殺と断定されたゆえ耳に残って鳴る非常ベル
本当に自殺だったかも知れないが もう少し慎重さがと誰でも
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