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短歌工房
無病にあらぬ
だらだらと過ごしていれば日は移り花咲き散って日も暮れかかる
白色の鶏走る庭にして 生々流転、死の側に入る
そういえば他には思いようもなく束の間の生、束の間楽しむ
リアリスト牛くんの教え現実を受容すること幸福の掟
ビッグママ、羊が連れられて行ったのは七面鳥が炙られる朝

一言を聞き逃したらその後は百万年後の夜になるはず
賢明な人なら解る偽善でも愚かな私たちには嬉しい
虹色の毛糸玉であるそのわけは鼠の合唱隊のご所望
転がった毛糸玉にも行き先があって運命みたいに
演説が上手なアヒル 「助けてほしいんだよブタくん」

犯罪を企む家鴨の共犯者 お馴染みのベイブの出番
何という悲しい朝が来ているの 遠い水面に落ちてゆく雨
だんまりのような春来て薄闇を動く人影、散るさくら花
小忌衣(おみごろも)得体知れない衣装なれど義経が着れば貴人の衣
地震来てゆれているのを感じながら遠野の雪の画面見ている

花に嵐 さすがに風も吹いてきて夜には雨も降り出すという
鹿の絵の郵便切手10円の切手の中の草炎える春
「ふるさと切手・近畿の花」  枝垂桜の白き憂鬱
九州で地震があった。震度5弱 春の列島ゆらぎはじめる
あの頃は見知らぬ町の見知らぬ川 その川の今ほとりに住んで

南天荘書店ってあの頃ありました 震災後の駅をまだ知りません
六甲の八幡神社のその社殿囲む緑の中の鳩たち
架橋駅、阪急六甲 急行とバスの背中が・・・ 遠くに海も
死に上手 白木蓮の咲く頃のとある日暮れの落花のように
桜咲く 春の心は朧にて衆院懲罰委員会の質疑は続く

感情を剥き出しにして磨かれてその牙高値で売られておりぬ
コヨーテは橋を通ってやってきた 風は深夜に駆け抜けていた
柳田さん吉増さん本当の学者や本当の詩人 瞳を見ればそこにあるもの
言葉にも日溜りがある 日溜りに土筆んぼうが顔を出している
まんさくの花が咲いたよ花言葉は「呪文・霊感」春の先駆け

原爆と等価交換されていた天皇制の存続が今
生死には関わりもなき病にて無病にあらぬ 人の世疲れ
危うくて危うくなくて時は春 やさしい風となる沈丁花
何事もないように来る春があり 蕗の薹出る陽だまりがあり
紫の花大根や菜の花の咲く春が来て春がまた来て
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